フットハンドボール

【フットハンドボールとは】

 サッカーやラグビーは、ボールを足で蹴るため、フットボール、フットサルと呼ばれます。一方で手でボールを投げ、ゴールを競うスポーツは、ハンドボールと呼ばれます。それらの良い部分、手でゴールをする。足でゴールをする。この双方を取り入れたスポーツ、それがフットハンドボールです。フットもハンドも使用するため、フット単独、ハンド単独の場合より、2倍、いや、4倍楽しいスポーツです。略称として、フットハンド🄬とも呼ばれます。2020年に考案され、現在は、日本動画士・エンタメ士協会が権利管理を行っています。

 フットサルやハンドボールでは、それぞれ、異なるボールを用いますが、フットハンドボールでは、単一規格のボールを用います。ハンドボールのコートの中で、ゴールを競い合います。ルールは、ハンドモードの際は、おおよそハンドボールのルール、フットモードの際は、おおよそフットサルのようなルールとなっています。ただし、ハンドゴールは、1点、フットゴールは3点です。

 競技人数は、6人(内ゴールキーパー1名)対6人(内ゴールキーパー1名)です。

 バスケットボールではハーフタイム制やクウォーター制をとる場合がありますが、フットハンドボールは、15分の4クウォーター制です。第一クウォーターはフットモード、第二クウォーターはハンドモード、ハーフタイムを挟み、第三クウォーターはフットモード、第四クウォーターはハンドモード、「フット」「ハンド」の順番だと覚えると覚えやすくなります。


フットモード時のルール

・フットモードのルールは、フットサルに準じています。

・第1、第3クウォーターの試合時間は、それぞれ15分間です。

・ゴールやコートは、原則としてハンドボールのコートを使用します。

・ゴールは4点と数えます。

・ペナルティキック(PK)は、ハンドボールの7mスローに合わせて、7mからの距離となります。

・コートサイドにボールが出た場合は、キックイン、相手ゴールサイドにボールが出た場合はゴールキックとなります。

・自陣側のゴールサイドにボールが出た場合は、コーナーキックとなります。

・ハンドボールコートのゴールエリア内で反則を犯した場合は、PKが与えられます。

・ゴールキーパーは、ゴールエリア内でボールを手で触ることができます。

・味方ゴールキーパーへのバックパスはゴールキーパーが手で触ることができません。

・オフサイドはありません。


ハンドモード時のルール

・ハンドモードのルールは、ハンドボールに準じています。

・第2、第4クウォーターの試合時間は、それぞれ15分間です。

・ゴールは1点と数えます。

・ボールを保持すると3秒以内に味方にパスをするか、シュートをするか、ドリブルをするかを選択せねばなりません。

・ボールを持って3歩、ドリブルをして3歩まで歩けます。空中でボールをキャッチして着地した時点は0歩と数えます。

・一度ドリブルをして、ボールを持ち、二度目にドリブルするのはダブルドリブルとして反則になります。

・オフェンス時は、相手のゴールエリアに立ち入ることが出来ません。シュートはゴールエリア外からすることになります。

・シュートはゴールエリアの外から打たなければなりません。ゴールエリアのラインはゴールエリアの一部ですのでラインに足等がかかっている場合は、シュートが無効となり、相手ボールとなります。

・ディフェンス時に一定のボディコンタクトは許されますが、過度に激しい接触や、相手を倒す行為、足をかけたり身体の一部を殴打するような行為等は反則となります。

・自陣ゴールエリア内で反則を犯した場合、相手にペナルティスロー(PT)が与えられます。

・フットモードと異なり、ボール支配時の消極的なパッシブプレーに対しては、レフェリーの判断により相手方にフリースローが与えられます。

・コートサイドにボールが出た場合は、スローイン、相手ゴールサイドにボールが出た場合は相手ゴールキーパースローとなります。

・自陣側のゴールサイドにボールが出た場合は、相手側のスローインとなります。


フット・ハンドモード時共通のルール

・ゴールは、ボール全体がゴールに入った時点で認められます。

・ゴールキーパーは、フット・ハンドモード共通のグローブをはめ、モードの切り替わりに関係なく同様にディフェンスすることができます。

・ゴールエリア内以外でのフリーキックやフリースローが与えられた場合は、ディフェンスは、キッカー、スロワーから4m以上離れなければなりません。

・インテンショナルファウルや後ろからのタックル、足を掛ける行為など、相手に怪我をさせかねない重大な行為は、警告または退場処分となります。警告を受ける場合はイエローカードが、退場の場合はレッドカードを出されますが、同一試合でイエローカードを2枚出されると、退場処分となります。

・反則やスローイン時などは、時計を止めます。

・1クウォーターにそれぞれのチームが1度だけタイムアウトを取ることができます。

・選手の交代は、スローイン時等、時計が止まる時に行うことができます。

・一度にコートに立てるのは、6名まで(ゴールキーパー含む)です。

・選手登録は、最大14名まで行えます。



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