映画士とは
映画の著作物には、監督をはじめ、脚本家、俳優やプロデューサー、カメラマン、効果スタッフ、エキストラ等多くの人が関わっており、著作権法の中でも特殊な著作物としてものとして定義されています。
映画の歴史は諸説ありますが、写真から映像に技術的な革新が目指される中、1891年にトーマス・エジソンらがキネトスコープという映写機の一種を発明したことが商業レベルの映画の技術的な始まりとされ、1895年にフランスのルミエール兄弟がシネマトグラフを用いて、映像を映写した作品(工場の出口)が初めての映画作品とされます。
以来、120年以上の長きに渡り、数十万本という膨大な作品が世界中で製作され、技術的な進歩により現代では、映画館のみならず様々なメディアを通じて私たちはそれらの作品を鑑賞することができるようになりました。
映画士は、映画作品や映画の歴史に造詣が深い者、映画製作に携わる者、映画情報の発信を行う者、映画館の運営等に携わる者等、映画を愛し、映画文化の発展に寄与する者に対し認定される資格です。
映画は、平均して2時間弱の時間の中で未知の世界や経験、人生を疑似体験することができ、私たちに感動や興奮、驚きやスリル癒しを与えてくれます。戦争前後大衆娯楽の中心であった時代を経て、現在の私たちの生活文化に深く根付くと共に映像技術やIT技術を始めとした技術進歩に寄与しています。
また、各国で製作される作品の持つ魅力が、見る者の興味や関心を高め、そのことが文化的な相互理解や交流を促すことから、国際交流や国際的な平和の維持への寄与度も高いといえます。
当協会では、映画士として活動する方が増え、映画文化の一層の発展に寄与できるよう、制度の普及推進に努めてまいる次第です。
映画士として登録し活動を行いたい方は、日本動画士・エンタメ士協会までご連絡下さい。